マルタ共和国に移住するけど、銀行口座やカードはどうしたらいいのだろうかと、疑問に思われる方も多いかと思われます。
結論から言ってしまえば、マルタの銀行口座開設は難しいため、「Revolut(レボリュート)」や「Wise(ワイズ)」などのオンラインバンクを活用することとなります。
マルタの企業で働く場合には給料は手数料等の関係から、基本的には日本の口座ではなく、オンラインバンクに振り込まれることになります。
それに加え、日ごろの支払いから、賃貸物件の「家賃」や「水道光熱費」の送金を手軽に格安で行うことができるため、当記事で紹介するオンラインバンク及びそのカードは携帯必須と言えるでしょう。
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ちなみに、当記事で紹介しているオンラインバンクは日本に住んでいても無料で口座を開設できます。
また、社会人の語学留学生は留学中にマルタ共和国で就職先が見つかる可能性もあるので、あらかじめ作っておくのも良いでしょう。
マルタ共和国の銀行口座開設は至難の業
マルタ共和国で銀行口座を開設するのは、非常に難しいことで有名です。
マルタ在住の日本人で銀行口座の開設に成功した人は、平均で4~5年ほどマルタに住んでる印象があります。
マルタの現地紙Malta Independentの記事によると、「銀行口座の開設に苦労しているエクスパットが多い」とのことで国際的な評価も芳しくないようです。
そのため、マルタ渡航直後に現地口座を開くことは、ほぼ不可能。
その代わりに、マルタ共和国で使えるオススメのオンラインバンクを紹介いたします。
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Revolut(レボリュート)
マルタ共和国でもっとも人気の高いオンラインバンクがこの「Revolut(レボリュート)」。
マルタ在住の人であれば、ほとんどの人が使用経験があるはずです。
ほとんどのマルタ在住日本人はこのRevolutを使用しており、日頃の些細な支出から家賃の送金まで幅広い用途で用いられ、以下のサービスを利用できます。
- カード決済:デビットカード。タッチ決済可能。
- 送金:海外口座や、日本の銀行口座への送金も可。アプリで簡単に送金可能。
- 外貨両替:アプリ内でユーロや円、アメリカドルなど複数の通貨に両替可能。
- 現金引き出し:ATMから現金の引き出し可。スタンダード会員は最大200ユーロまで無料(その後は2%の手数料※最小1ユーロ)
- 支出管理:アプリ内で支出管理が可能。
マルタをはじめとしたヨーロッパ先進国では割り勘文化が浸透していますが、日本と違いキャッシュレス化が進んでいるため、Revolutを用いて友人やパートナー、同僚に送金することも多々あります。
持っておいて損はないので、できればマルタ渡航前に用意しておきたい必需品の1つです。
(マルタ渡航後でもアパートメントの賃貸契約を済ませ、マルタ国内に住所を持っている場合にはカードの発行が可能です)
【レボリュートの会員プラン】
プラン | 月額料金 |
---|---|
スタンダード会員 | 無料 |
プレミアム会員 | 980円 |
メタル会員 | 1,980円 |
筆者はスタンダード会員ですが、一度も困ったことはないです。
当然のことながら、オンラインで簡単に申請可能。窓口にいく必要がなければ、印鑑を押す必要もありません。
Wise(ワイズ) ※旧TransferWise(トランスファーワイズ)
国際的な認知度はRevolutと同等(あるいはそれ以上?)の「Wise(ワイズ)」。
にも関わらず、なぜかマルタ国内での認知度はRevolutほど高くはありません。
しかしながら、「カード決済」「送金」「外貨両替」「引き出し」「支出管理」など、Revolut同様の機能がWiseでも使用することが可能。
マルタ共和国でも問題なく使用できますし、東南アジアなどではWiseの方が人気が高く、今後海外旅行などする際に役立つこと間違いなしなので、作っておいて損はないでしょう。
ワイズにはレボリュートのような有料プランがなく、無料で口座開設することが可能です。
まとめ
以上、マルタ共和国では鉄板のオンラインバンク2つを紹介いたしました。
無料で口座を開設することができますし、リスクヘッジのために「Revolut(レボリュート)」と「Wise(ワイズ)」の2枚持ちが安心でしょう。
筆者の場合はRevolutカードを財布に入れて持ち歩き、Wiseカードはアパートメントに保管。それぞれのカードに資金を分散するようにしています。
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